11月6日火事で5歳男児死亡 神宮外苑のイベント会場で展示物が燃える
6日夕方、東京都新宿区の明治神宮外苑のイベント会場で展示物が火事になり、中で遊んでいた5歳の男の子が死亡した。 その際助けようとした助けようとした父親など2人が火傷などのケガをした。
亡くなったのは東京・港区の幼稚園児、佐伯健仁くん(5)
助けようとした44歳の父親と40代の男性が顔にやけど。いずれも命に別条は無い。
火事で焼けたのは、日本工業大学工学部建築学科の学生が中心となって作る「新建築デザイン研究会」という部活動が出展したもの。
形状はジャングルジムのような形をしていて、木製の展示物だった。
ジャングルジム様の展示物の中には木くずが敷き詰められており、中で遊べるようになっていた。
展示物は白熱電球が使われており、出火原因ではないかという見方が強いようだ。
展示物の名前は『素の家』
事前に学生側が提示した書類には展示物と証明との位置関係は書かれていなかったという。
火事で5歳男児死亡 神宮外苑のイベント会場で展示物が燃える
事後の話にはなってしまうが、木製の枠の中に木くずを敷き詰めれば火災の危険性がある。きっとタバコの吸い殻や灰が飛んできただけでも危ない。
さらにその展示物内で電球を付ければ誰だって危ないと分かりそうなものだが…
それに今回のジャングルジム展示物の火災、「申し訳ありませんでした」では済まない可能性が高く、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて調べているようだ。
ただこの場合責任は誰にあるのか。に注目が集まりそうだ。
今回の展示物のイベントは監督役として様々な著名人の人も関与している様で、中には「自分には責任がない」と早々コメントしている人も…
今回の事故の焦点になりそうなのは『白熱電球』ではないだろうか。
ジャングルジムの中に木くずを敷き詰めたことにより当然中は暗くなる。
その中でも遊べるようにと、中に白熱電球を設置し、どうやらそれが火事の原因ではないかという見方が強い様である。
白熱電球の温度は?
最近ではLED電球が普及しているので、「電球はそこまで熱くない」という様な印象を持っている人が多くいると思うが(特に昔の電球を知らない若い人)この考えは大間違い。
昔から使われている白熱電球が付いている状態、もしくは消した直後に触ったことがある人は分かると思うが、ハッキリ言って素手で持つことが不可能なほど熱いのだ。
ちなみに消した直後でもタオル一枚はさんでも持つことができないほどあつい。
それもそのはず、蛍光灯、LED証明などと違い、白熱電球は120℃前後まで温度が上昇するのだ。
水が蒸発するほどの温度、手で持てるはずがない。
対してLEDや蛍光灯の場合温度上昇は両方ともに40℃前後までしか上昇しないのだ。
画像引用元:
LEDを触ってもそんなに熱くなかったから。そんな考えで電球を扱うと事故に繋がるのだ。
そして電球を使っているということは電気火災も十分考えられる。
電気火災はタバコに次ぐ火災原因。コンセントや照明器具が原因での火災は今回の事故のみならず日本でも非常に多く発生している。
照明器具が原因での火災は
・照明器具の劣化のよる発火
・安定期の不具合
などがあり、知識のある人にとっては燃えやすいものを近づけないと言うのは常識になっているようだ。
まとめ
今回の火災原因がもし白熱電球であった場合、「白熱電球は熱くなる」「燃えやすいものは近づけない」この当たり前とも言える知識があれば事故は防ぐことができたのではないだろうか。
もちろん今後調査が続き新たな原因が見つかるかも知れないが、いつ自分の身の周りに起きても不思議ではない事故。常々注意しておきましょう。
火事は自分以外の人にも大きな迷惑をかけます。
この度亡くなられた方、家族の方にはお悔やみ申し上げます。