愛猫に噛まれる原因が判明 「なでる時間が長すぎ」か「ヘタ」
何故か可愛がっていた猫に噛まれる…
猫を飼ったことののある人でこのような経験はないでしょうか?
実は飼い猫に噛まれるのには原因があったのです。
その最たる理由は「なでる時間が長すぎ飽きた」か「撫で方がヘタ」という理由。
猫を撫でていて、それまではとても気持ち良さそうだったのに何故か突然カプッ。
実はこの行動は多くの猫に見られる行動。獣医学の世界では「愛撫誘発性攻撃行動」と呼ばれます。
愛猫に噛まれる原因が判明 「なでる時間が長すぎ」か「ヘタ」
◆猫を撫でるときはコツがある。
まずはあまり長い時間なですぎないこと。
猫が「なでて~」と近寄ってきてなでるのは問題ありませんが、ある程度なでてあげると猫は満足します。
満足したあともなで続けてしまうと「もういいよ」とカプッと噛まれる可能性があります。
そして猫を撫でるときに、猫に「気持ちいい」と感じてもらうには、”指先でかくように”するのがコツ。
この両方に注意すると猫の満足度は高くなります。
問題は猫が「飽きた」と感じるサインなのですが、猫を観察することで分かります。
①しっぽを振る
犬がしっぽを振るのは喜んでいるサインですが猫は逆。猫がしっぽを振るのはイライラしているサインなので注意しましょう。
②体を押しつける力が弱くなる
猫は飼い主になでてほしい時は頭や顎を押しつけてきます。
しかし飽きてくるとこの力が弱くなってくるので、当たりが弱くなったなと感じたら注意しましょう。
③耳を伏せる
猫のイライラサインで代表的なもの。
猫が耳を伏せたらすぐになでるのを中止しましょう。噛まれる危険性大です。
猫がなでて喜ぶのは自分では中々手が届かないところを撫でてもらったとき。
特にアゴの付け根や耳の裏。この部分は猫の舌が届きません。
言い換えると、自分で舌が簡単に届く場所はなでる必要がありません。
尻尾。手足の先、おなかなどは特に。
多少は良いかもしれませんが強くなでるのはNG。
◆もしも噛まれたら
実は猫に噛まれた時は注意が必要。絶対に「少しの傷だから」と放っておかないように。
代表的なもので、「パスツレラ感染症」があります。
これはウサギなどからも感染する可能性のある病気ですが、腫れなどの症状があり、重症化すると重い肺炎のような症状になるケースもあり危険です。
中には腕を切断したり、死亡例などもあるので本当に気を付けてください。
しかし、猫は感染していても症状に出ないので気付きにくい。
抗生物質で治療可能なのですぐに皮膚科へ行きましょう。