【宇宙ヤバイ】冥王星の地表の下に氷の海 生命の可能性は?
冥王星の地表の下に「氷の海」が隠れている可能性があることが17日までに分かった。科学誌ネイチャーで発表された研究で明らかになった。
冥王星の北部地域には、1000キロにおよぶハート形の「スプートニク平原」が存在している。今回発表された2つの研究では、
スプートニク平原と冥王星の衛星カロンとが常に一直線上に並ぶ理由について説明を試みている。アリゾナ大学による1つ目の研究では、スプートニク平原が氷で満たされており、冥王星とカロンの間の潮汐(ちょうせき)力を変えることが示唆された。
カリフォルニア大学による2つ目の研究では、平原と衛星の位置関係を一直線上に保つ潮汐力は平原地下の海が部分的に凍った
「半解けの」状態である結果として引き起こされることが示唆された。今回の研究に使われたデータは米航空宇宙局(NASA)の探査機「ニューホライズンズ」が2015年7月に冥王星に最接近した際に収集された。
ニューホライズンズのチームにはマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者も参加している。MITニュースによれば、厚く重たい海が「重力異常」のようなものを引き起こし、それが冥王星とカロンとの重力的な綱引き状態に多大な影響を与えている可能性があるという。
スプートニク平原は、小惑星が冥王星の地表に衝突した数十億年前に形成され、過去1000万年の間に固体窒素で満たされたクレーターが残されたとみられている。
引用元記事:http://www.cnn.co.jp/fringe/35092358.html?tag=top;topStories
冥王星の地表の下に氷の海 生命の可能性は?
大気がないのに氷!?
しかも地表の下!?
??
地球外生命体!?
う~ん夢が広がりますな。
にしても冥王星とはまた遠いな…
最近太陽系からも外された存在である冥王星。2006年まで太陽系の惑星は太陽系から数えて、
「水、金、地、火、木、土、天、海、冥」
これが当たり前だと考えられていました。
しかし突然太陽系からのリストラ。
冥王星が太陽系惑星ではなくなったけど、そういえば一体なぜ?という人も多いのでは?
今回はその冥王星が太陽系から外れた理由を調べてました。
惑星の定義
冥王星は1930年に発見されます。当時の望遠鏡ギリギリで観測できる場所で冥王星を発見し、惑星と位置づけられましたが、その後望遠鏡も進化し、他にも多数の星が発見されることになります。
そこで2006年「明確な惑星の定義を決めようではないか」となり、その際に決定したのが
①太陽の周りを回っている
②十分重く、強い重力で丸いこと
③その軌道周辺で同じ大きさの天体が存在せず圧倒的に大きい物
このように決まりました。
冥王星の場合①②は十分に満たしています。しかし③で引っかかってしまい、「準惑星」と言う太陽系惑星からは一段降格してしまったのです。
その理由は別な天体の存在。
2006年以前(2005年と言う人もいれば2003年と言う人も)に冥王星の軌道周辺では「エリス」という準惑星最大級の天体が見つかっています。
本来「エリス」が発見された時点で、「もしかしたら太陽系の第10惑星ではないか!?」という声も上がったようですが、残念ながら冥王星と同じく2006年に決まった惑星の定義で準惑星となります。
個人的には「どちらも惑星にしてしまえばいいのに…」と感じましたがそうもいかないようですね。
ちなみに「冥王星」や「エリス」のような、惑星ではないが太陽系の回っている星のことを太陽系外縁天体と呼びます。
まとめ
今回はそんな冥王星の地表の下で「氷があるかも?」という話でした。
地球は大気があるため、地表面に海の様な液体が存在します。
これは大気が水分の蒸発を防いでいるのですが、実はほとんどの星は大気を持ちません。
なので地表面に水分が存在するのではなく、地表(地球で言う地面)の下に水分が存在している可能性もあるのです。
実は太陽系で一番「地球外生命体がいるのでは?」と噂される星です。
こんな星
画像引用元:平塚市博物館
美しい…
この衛星はかの有名なガリレオ・ガリレイによって発見された星です。
この衛星は氷惑星と呼ばれ、なんと地表面から宇宙に向かって水が噴射されるのが確認されているのです。
つまりこういう状態
画像引用元:地表から探るエウロパの海
地球と比べると地面と海が逆転しているような状態ですね。
しかし、この水中には多くの酸素が存在するという研究結果もあるので、酸素があれば生命体の存在もあり得ます。
この画像はエウロパのものですが、おそらく冥王星もこのように地表のした氷なのではないか?ということなのでしょう。
個人的には地球外生命体は存在すると考えています。はい。
この広大な宇宙。宇宙のほとんどが解明されていない状態なのに、たった一つ地球にだけ生命が存在しているなんて虫が良すぎる話ですからね。
むしろ存在しない方がおかしい確率になるほどの天体が存在している宇宙。
今後の新しい発見に期待します!